あたたかで丸みのある音が魅力のレコード
近年のレコード人気の復活で、新たにレコードライフを始めた方も多いのではないでしょうか。
レコードは正しく保存していると長きに渡って聴き続けることができ、
自分の親が昔聴いていたレコードを引っ張り出したのがきっかけで、
ハマり出したという方も少なくありません。
親が自分くらいの頃に聴いていた思い出の楽曲を改めて聴くと言うのは、感慨深いものです。
古くなっても美しい音を聴けるというのはレコードの魅力の一つでもありますし、
それだけ大切にされていたという思いも伝わって、レコード特有のあたたかい音が、
より一層あたたかく聴こえてきそうです。
レコードを始め、古本など人から人へと渡り、受け継がれ愛されてきたものは、
なぜか、どこかしら深みを帯びていくような気がしますよね。
その深みを感じることができるからこそ、古本やレコードを扱うお店は
新しいものがどんどん出回るこの現代でも無くなることなく、
人に癒しを与えているのでしょう。
これからレコードライフを始めるあなたも
自分の子供や次の世代にこのあたたかさと深みを伝えるために、
思い出の詰まった大切なレコードは大事に取っておいて欲しいと思います。
レコードは盤面にある溝に針を当てて、溝に刻まれた凹凸を針が読み取ることによって
音楽を奏でます。
盤面の溝は埃が溜まりやすく、そのままプレーヤーで再生してしまうと、
パチパチノイズが乗ってしまうだけでなく、
溜まった埃がより深く入り込んだり、針を傷ませる原因となってしまいます。
レコードに埃が溜まるのを防ぐために
カバーのついているプレーヤーも発売されていますし、
聴き終わってジャケットに戻す際は、内袋に埃や汚れを入れないように
埃を取り除いてからにしまうようにするなど、
埃を溜めない気遣いを常にしておきましょう。
レコードは静電気を起こしやすく、熱で曲がりやすい素材でできています。
曲がってしまうと音の再生スピードが変わり、
もともとの音楽と違った印象で聴こえてしまうことがあり、
ひどい場合は針がはねてしまうこともあります。
インテリアのワンポイントとしてジャケットを飾る方も多いとは思いますが、
斜め置きもあまりオススメはできません。
長期間斜め置きの状態で放置していると、レコードが歪んでしまう場合もあるからです。
大切なレコードを飾っておきたい気持ちも分かりますが、
なるべくブックエンドや雑誌、古本などを使って、垂直に保存できるようにしておきましょう。
盤面をべたべたと触るのもよくありません
指紋や指の汚れ、脂が盤面についてしまうと、カビの原因となったり、
固まった脂が溝の凹凸を潰してしまい、ノイズとなってしまうことがあります。
カビの発生を防ぐためにも、直射日光の当たらない湿気の少ない場所で保管することをオススメします。
福岡に数あるレコードショップや機器の販売店で
メンテナンス用品も各種販売されています。
大切な思い出のレコードを長く聴き続けるために
しっかりとメンテナンスを怠らず、次の世代に聴き継げるように保管方法にも気を配りましょう。
福岡の中心部はレコードショップが集中していますので、
足を運んで保管の方法なども観察してみてください。
もちろん、スタッフにアドバイスしてもらうのも方法の一つです。
より効果的な手入れの仕方を教えてもらえるかもしれません。